学習の遅れでのお悩み

学習が遅れてしまう要因

知的な能力や社会生活へ適応する力に遅れが生じる状態の事を言います。具体的には知能指数(IQ)が70以下であることが一般的な基準とされています。幼児期では聞く・話す・推論することが苦手でことばの発達が遅れることや、年齢相応の気持ちや自分をコントロールすることが難しいなどの特徴があります。それにより就学後では記憶力や考える力の苦手さから学習面に遅れが生じてしまうことがあります。
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発達障害の一つであり、聞く、話す、読む、書く、計算・推論に関わる基本的な能力のうち、いずれか一つまたは複数の習得が難しい状態を指します。知的能力には遅れがなく、環境的な要因によって引き起こされているわけでもありません。これにより、通常の教育環境で学ぶ際に困難さを感じることが多く、社会的な適応に影響を及ぼすことがあります。
学習障害には以下のようなものがあります。

特に文字を読む能力に影響を及ぼします。文字を正しく読み取ることが難しく、内容を理解するのにも時間を要することが多いです。たとえば、文章を読む際には、一字ずつ読むため、全体の流れをつかむのが難しいことがあり、その結果、文章の意味を掴むことができないといった傾向が見られます。

文字を書くこと自体が困難な障害です。文字の形を保つことができず、書いた文字の一貫性を欠くことが多いです。また、文章を書く際の助詞の使い方が不正確で、適切な文章表現をすることが難しくなります。このため、学習面において大きな困難を伴います。

算数など計算に関する理解が特に難しい障害です。基本的な数の概念を習得することや、文章問題を解くことが困難です。そのため、計算問題においては特に間違いやすく、算数などの数字を扱う学習で困難が伴います。またお金の計算などの日常生活の面でも影響を及ぼします。

まずはご家族様から現在のお子様の学習面の様子を伺い、相談しながら目標設定を行います。
文字理解の促しのために「音と名前」の認識を高めることや数の「概念的操作」を促すための訓練を行います。頭の中でイメージしたものを整理して言語化できるように、課題の難易度を調整しながら進め自信をもって出来ることを増やしていきます。
またことばの発達に苦手さがあるお子さんに対しては、音韻の理解や語彙の拡大、文法の理解などことばの指導も並行して行っていきます。
※上記は訓練の進め方の一例です。一人一人に合った訓練内容・進め方・頻度をご相談の上決定していきます。

